子育て・しつけ

幼稚園と保育園、どうやって選んだらいいの?

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幼稚園か保育園か…どちらのほうが子どものためにいいのか、経済面を考えると共働きは必須だし…と悩むママも多いのではないでしょうか。先輩ママたちの中でも意見はいろいろあり、各家庭の事情もちがうので「絶対にこれが正解!」とはいえません。きょうは選択のヒントになるよう、何を優先すればいいのか考えてみましょう。

何を優先する?幼稚園・保育園の選びかた

お金のことを優先する

自治体のホームページには幼稚園・保育園の入園料や保育料、他にもさまざまなところで必要になる費用が記載されています。細かい金額までオープンになっているかは自治体により異なりますが、大まかなシュミレーションができますので、まずはインターネットで調べてみましょう。
幼稚園の場合、私立は公立の約2倍の費用がかかりますが、申請をすれば「私立幼稚園就園奨励費補助金」を受けとることができます。補助金の金額は

  • 自治体の財政状況
  • 申請した家庭の所得と子どもの人数

によってかなりのちがいが出ます。世帯所得が多い家庭だとまったく補助金が出ない可能性もあります。
保育園の場合は保育料じたいが世帯所得で変化します。また、前提として保育園を利用できるは共働きの家庭のみです。

教育内容を優先する

英語幼稚園教室

傾向としては保育園よりは幼稚園のほうが、子どもの教育や季節の行事などが充実しています。ただし、あくまでも「全体的な傾向」であり、知育に力を入れている保育園も数多くあります。また、2015年4月から導入された政府の子ども・子育て支援新制度により、幼稚園と保育園があわさった「認定こども園」の数も増えてきています。
幼稚園・保育園のホームページでは園での活動内容が紹介されていることも多いですね。でも、ホームページやパンフレットの情報だけでなく、なるべく公開保育や一日体験入園などを活用して園のリアルな雰囲気を体験することをオススメします。身近な先輩ママからの口コミも貴重な情報源です。
また、近年は英語幼稚園・保育園も増えてきています。普通の園に比べると保育料は高額になりますが、英語教育に力を入れたいと考えているママ・パパは検討してみましょう。

保育時間の長さを優先する

2014年時点の厚生労働省のデータによると、夫がひとりで稼ぎ、妻は専業主婦という家庭は38%しかありませんでした。世相を考えると、共働きの家庭は今後もより増加すると思われます。
そこで重要になってくるのが保育時間の長さですね。一般的に保育園のほうが夜遅くまで預かってくれることが多いです。しかし、幼稚園でも延長保育(預かり保育)を日常的におこなってくれるところもあります。保育園激戦区の幼稚園では、運動会やバザーなどの行事もなるべく土日にするなど共働き家庭に配慮している場合もありますので、よく調べてママ・パパのワークスタイルに合った園を選んでください。

園を探すことに使える時間・タイミングを優先する

いま住んでいる地域の「待機児童数」…知っていますか?都市部ほど待機児童数問題は深刻で、妊娠中どころか妊娠前から「保活」をおこなうひともいるほどです。子ども・子育て支援新制度導入で改善が期待されますが、目に見えて効果があらわれるには、少なくとも何年かの時間が必要でしょう。
これから子どもが欲しいと思っていて、ライフプランを計画する時間のあるひとはぜひ、住む場所や働く場所を子育てに最適化することも考えてみてください。赤ちゃんができてから慌てて園を探すよりも、事前に調べて行動することで希望通りの園に入れる可能性が高まります。

おわりに

どの園に入園したとしても、子どもたちは家庭外の慣れない環境に揉まれながらもしっかりと成長していきます。ママ・パパは悩みに翻弄されないよう、優先するポイントを決めて、神経質になりすぎないようにしたいですね。

キャラクターが気になった人はこちら→キャラクター紹介