8月の第二週に、見慣れない赤文字の日がある…カレンダーを見ておやっ?と思った人も多いのでは。夏休み期間中なので、学校ではあまり話題になっていないようですが、今年から8月11日が国民の祝日「山の日」として施行されます。国民の祝日が増えるのは、1996年から施行されている「海の日」以来20年ぶりのことです。
「山の日」が制定されるまで
2010年に、日本最古の山岳会である日本山岳会を中心として『「山の日」制定協議会』が結成されました。協議会は「国土の7割以上が山である日本は「山の国」である。みんなで山についてもっと考えよう」というメッセージを掲げ、シンポジウムを開催したり、パンフレットを作って配布するなど積極的に活動をおこないました。その甲斐あって、2013年には『「山の日」制定議員連盟』が発足し、2014年の通常国会で「8月11日を山の日として制定し、2016年より施行する」ことが決定しました。
海の日があるから次は山の日なのかな?と思ってしまいそうですが、山の日が制定されるまでには山を愛する人びとの熱意と努力があったんですね。
なぜ8月11日になったの?
2013年の総会での候補日は、6月第一日曜日(山開きの日)・海の日の翌日・8月のお盆前後の日などがありました。協議のなかで、お盆にくっつけることができ、夏山シーズン真っ盛りである8月12日が最有力となりました。
しかし、若いパパ・ママは覚えていないかも知れませんが、昭和60年8月12日は日本史上最多の犠牲者を出した日航ジャンボ機墜落事故の日です。歴史的な大事故があった日を祝日とするのは適切ではないという考えから、8月11日に変更になりました。
おわりに
山の日には「山に親しみ、山の恵みに感謝する」という趣旨があります。8月は気温が高く日の入りも遅いため、高嶺登山に適し、富士山も登山ラッシュになります。
今年は山の日+お盆休みで連休が増えるパパも多いのではないでしょうか。ふだん自然と触れあう機会が少ないなら、ぜひ家族みんなで山へ遊びに出かけましょう!都市部では見られないさまざまな植物、澄んだ空気、山頂からの景色は、子どもの感受性を高めるすばらしい機会になります。山の上で食べる、シンプルな塩むすびは最高のごちそうですよ。
でも、はじめてだと山頂まではムリかな~・・・
高さは何メートルあるんだっけ・・・?
登山計画と準備をしっかりすれば、山頂まで行けるニャ。
ちなみに初心者なら5合目の吉田口から登ることをお勧めするニャ。
富士登山者の6割がこのルートを使うニャ。
どうせ行くなら山頂目指したいし、そのルートで行こうかしら
・・・って、あなたダレッ!?
知らない物はニャイから、分からないことがあったら、
ニャンでも聞くといいニャ。
それなら、日本一低い山を教えてちょうだい!
人工的な山では、仙台市にある日和山(標高3m)が
日本一低い山ニャ。
大阪市港区の天保山(標高4.53m)ニャ。
堺市堺区にある蘇鉄山(標高6.97m)ニャ。
一番低い山ニャ。
以上であるが、他に聞きたいことはあるかニャ?
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