ここ数年でよく聞くようになった「食育」という言葉。子どもに食材のことや食文化を学ばせたいけれど、具体的にどんなことをしたらいいのかわからない…というママも多いかも知れませんね。でも、パパやおじいちゃんの趣味の「釣り」が立派な食育になるんです!きょうは、食育としての釣りについて考えてみましょう。
目次
釣りを食育に!親子で考える魚釣り
自分で食材をとって得られる自信
釣りが楽しいのはなぜでしょうか?理由はいろいろあると思いますが、自分で魚をとるという喜び・満足感が高いもの。自分で魚(食材)をとることができると自信につながります。子どもたちが魚を釣ったときは、大きくても小さくても、どんな魚でもほめてあげましょう。さらなる自信へとつながっていきますよ。
釣った魚の種類を調べる
魚が釣れたら、その魚について子どもといっしょに調べてみましょう。インターネットや図鑑であらためて生態や特徴を調べると、大人も知らなかった発見がたくさん見つかることでしょう。海の生きものどうしの力関係や、人間とのつながりなどを知るのも楽しいですね。中には毒を持っている魚などもいるので、危険な魚をピックアップして事前に知っておくことも大切です。
いっしょに料理をする
子どもといっしょに料理をすることも大切な食育です。とくに、現代の都会の子どもたちはスーパーで切り身になって綺麗にパックされた魚や肉しか知らないので、生きもののいのちをもらって食べているという実感が薄れてきています。魚のウロコや内臓をとったり、3枚におろすなど、子どもと話をしながらいっしょに挑戦してみましょう。
たまには切り身ではなく、そのままの魚を買って料理する
なかなか釣りに行く機会はないかも…というママ・パパは、魚をまるまる一匹買ってきて料理してみましょう。魚をさばいたことがほとんどないママにとっても、いい練習の機会になります。
また、魚はアラや骨からもおいしいダシが出ます。うまみたっぷりのダシの味を体感すれば、塩分ではなくダシで料理をすることの大切さを知ることもできて一石二鳥ですね。
おわりに
生きものの生態を知ることや加工されていない食材を用いて料理をすることは、立派な食育になります。趣味やレジャーを楽しみながら、家族みんなで食育に取り組んでみてくださいね。
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