ママの再就職・転職のときに役立つ「資格」。取っておけばよかったな、と思うことはありませんか？資格取得はこれからでも間に合います。いま子育て中で仕事をしていないママや、時間を短縮して働いているママは、資格取得のチャンスです！きょうは、子育て中に取りたい資格 について紹介します。
ママにオススメ！役立つ資格5選
医療事務（診療報酬請求事務能力認定試験）
難易度：★★☆☆☆
人気度：★★★★★
病院やクリニックでの受付・レセプト（診療報酬明細書）の作成・カルテの管理などがおもな仕事です。病院は全国各地にあるので、自宅近くや引越し先など希望勤務地で仕事を探しやすいのが医療事務のメリットですね。雇用形態は正社員・パート・アルバイトとさまざまですが、未経験だとまずはアルバイトからのスタートになる可能性が高いです。雇用形態にこだわらなければ、午前中だけ、などの求人も多くあり子育てとの両立もしやすいです。
ひとくちに「医療事務資格」といっても、認定団体によって何十種類もの資格があります。もちろん複数の取得を目指すのもいいですが、ひとつ取得するならレセプト作成技能に特化した「診療報酬請求事務能力認定試験」がオススメです。この資格があれば医療費の点数や保険料の計算業務ができるという証明になります。試験は年2回（7月・12月）あります。学校に通って学ぶ方法もありますが、忙しいママには通信講座が向いているでしょう。
保育士
難易度：★★★★☆
人気度：★★★★☆
ママ自身の子育て経験をフルに活かせ、また求人数も非常に多いのが保育士の仕事です。地域の保育園や学童だけでなく、企業内保育所や派遣ベビーシッターなど近年は活躍の場がどんどん増えています。保育士資格は国家資格なので、取得できれば一生モノなのも魅力ですね。
試験は年2回（前期・後期）あります。また、受験資格がもうけられていますので事前に確認しましょう。合格率は15〜20％程度となかなかの難関ですが、保育への関心・熱意のある、しっかり勉強できるママなら通信講座で大丈夫です。
日商簿記2級・1級
難易度（2級）：★★★☆☆
人気度（2級）：★★★★☆
経理事務や一般事務の仕事に役立つ資格のひとつで、昔からとてもメジャーな資格です。事務の仕事をしていたけれど、結婚・出産でいちど辞めてしまった…というママはぜひ取得を目指しましょう。事務経験＋簿記の資格で、再就職時に待遇アップの可能性があります。
2級は独学でも取得可能で、中小企業の経理では2級を持っていれば十分です。税理士や公認会計士を目指す場合は1級取得が必須となります。試験は年3回（2月・6月・11月）ありチャンスは多いですが、一定以上の難易度ですので、勉強時間を確保してから挑むようにしましょう。
MOS（モス）
難易度（パソコンに慣れ親しんでいるひとなら）：★★☆☆☆
人気度：★★★★☆
MOS（モス）は、マイクロソフトオフィススペシャリスト（Microsoft Office Specialist）の略で、Excel（エクセル）・Word（ワード）・PowerPoint（パワーポイント）などのスキルを認定する資格です。「どれだけパソコンを使いこなせるか」を客観的に証明してくれるので、事務の仕事をするうえで有利な資格のひとつです。
試験は全国で毎月実施されていて、思い立ったときに受験＆取得のチャンスがあるのがいいですね。アプリケーションのバージョンごとに受けられるので、必要なものを独学で勉強すればOKです。
社会保険労務士
難易度：★★★★★
人気度：★★★★☆
社会保険労務士（社労士）は弁護士などと並ぶ法律系の国家資格で、特定の業務を独占的におこなうことができる業務独占資格です。具体的には企業の経営者に代わり、社会保険・年金の手続きや労務管理全般をおこないます。会社やお店をやっている知人の人脈があれば独立開業して自分のペースで仕事を受けることができますし、社労士法人に入ることも、社労士の有資格者を募集している企業の総務・労務課につとめることもできます。また年金事務所の相談員など、派遣・パート勤務の求人もあり、士業のなかでも勤務形態が豊富なことがメリットです。
試験は年1回（8月）で、上記で紹介した保育士と同じく受験資格があります。合格難易度は相当に高いですが、暗記がメインで試験もワークシート式なので、1年〜1年半ぐらいの勉強で合格を目指すことも可能です。独学で合格するひともいますが、効率的な勉強法を知るためにも実績のある通信教育やスクールに通うのがベターです。
おわりに
きょう紹介した以外にも資格はまだまだあります。家事・育児と勉強の両立は大変だと思いますが、自分の興味のあるものや知識のある分野で挑戦してみてはいかがでしょうか。資格があると就職に有利なだけでなく、ママの自信にもつながって一石二鳥ですね。
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