結婚や出産をきっかけに仕事を辞めてしまったけれど、育児が落ち着いたらまた仕事をしたい、というママも多いと思います。経済協力開発機構(外務省)の2015年調査によると、子どもがいる女性の就業率は52%で過半数を超えています。再就職活動はブランクが気になって消極的になりがちですが、うまく進めるポイントを紹介します。
目次
仕事を探す前に考えたいこと
仕事の目的をはっきりさせる
まず、何のために仕事をするのか、またはどんな仕事をしたいのかをはっきりさせておきましょう。家計のため、社会復帰のため…ママによって理由はさまざまだと思いますが、ここを明確にしておくと、再就職に向けて大変なことがあっても乗り越えられるはずです。
最適な働き方を考える
目的によって働きかたや勤務時間も変わってきますね。正社員・契約社員・派遣社員・在宅勤務・パート・アルバイトなど個人がワークスタイルを選ぶ時代です。正社員にこだわることなく、はじめは短時間の勤務から経験を重ねてみるのもアリです。ワーママは家庭と仕事の両立が課題となるので、無理なく働けることが重要。家事や育児とのバランスが取れてペース配分ができるようになってから、キャリアアップを目指すことも可能です。派遣社員として働きながら正社員や契約社員をめざす、紹介予定派遣も活用したいですね。
再就職を成功させるコツ
ブランクを強みに変える!
職歴や就業経験を「履歴書」や「職務経歴書」でアピールするのももちろん大切ですが、ブランクがあるからといって自信をなくすことはありません。子育てや主婦として家庭を支えてきた経験はキャリアになります。子育て中に資格取得のための勉強をがんばったことや、ボランティアなどの地域事業に参加したことなどもアピールポイントになります。
子育てに協力的な会社を見きわめる
再就職までに、保育園や学童保育・病児保育などの申請や、家族やファミリーサポートの協力を得られるようにしておくのはもちろん大切です。でも、志望する企業が子育てとの両立に難色を示すようであれば、育児との両立が難しい企業なのかも知れませんね。
ひとつの目安として、厚生省が認定している「子育てサポート企業」一覧を活用しましょう。認定企業は「くるみんマーク」の使用が認められており、求人情報でこのマークを見つけたら、子育てに協力的な企業だと考えてよいでしょう。
【おわりに】
ワーママが増えている、また子育てに協力的な風潮が強まっていることは心強いですね。再就職に向けて大切なのは、自分の信念をしっかり持つことです。あきらめず、でも頑張りすぎず、仕事と育児の両立をめざしましょう。
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