小学校に入学すると、子どもにとってのんびりだった園生活とはガラッとかわった毎日になります。変化の大きい時期だからこそ、学校や担任の先生たちとの連携が重要ですね。個人面談・三者面談などは、子どもの学校でのようすを第三者視点で聞くことができる貴重な機会です。きょうは、面談の限られた時間のなかで、先生から上手に話を聞くポイントを紹介します。
目次
面談前におさえておきたい5つのポイント
1. 質問は簡潔に
面談はほかの保護者とのかねあいもあり、時間が決まっています。聞きたいことはたくさんあると思いますが、質問は事前にしぼり、整理しておきましょう。また、小学校によってはオープンデーを設けていることもあります。面談だけではわからなかったところは、オープンデーに自分の目で見に行くことも大切ですね。
2. まずは学校での生活態度を聞く
クラスでのルールなどを守っているか、授業中の態度、クラスメイトといい関係が築けているかなどはまず先生から話があると思います。新入学・クラス替えの直後は、子どもたちの気持ちが落ち着かない状態だったり、ソワソワしていることも多いです。もしも学校での生活態度がよくない場合は、心理状態が不安定な可能性もあるので、子どもの態度の変化についてはしっかり聞いておきましょう。
3. 学習面での得意・不得意
小学校での学習は今後の勉強の基本となるため、得手・不得手の偏りが顕著だと、中学・高校まで影響を残してしまいます。夏休み前の面談では学習面での苦手ポイントをくわしく聞いておきましょう。もしも学校の授業について行くのがつらいほどの苦手教科があれば、夏休みにパパ・ママが重点的に教えるか、学年が上がってきたら学習塾を検討するのもいいでしょう。
4. ママが感情的にならないよう注意
先生によっては子どもに対してシビアな意見を言われることもあります。また、ママと先生の相性があまりよくない場合もあるかと思います。でも、子どもたちのリアルな学校生活のことは、親にはわからないことも多いものです。子どもについて思いがけないことを言われても、感情論にならないよう注意してくださいね。
また、担任の先生がどんなひとなのかは、ほかのママとも話してみて、なるべく客観的な視点で理解するようにしましょう。
5. 学校生活の中でわかること
子どもの中には学校生活が始まってから、ADHDやアスペルガー症候群などの発達障害の兆候が見つかる子もいます。面談のときにそのような話をされることもあるかも知れません。
先生は安易にその子を発達障害だと決めつけたいわけではありません。発達障害の兆候がある場合、そのままにしておくと学校生活の中で孤立してしまいがちです。そうなる前に、子どもは本当に発達障害なのか、それとも性格的なものなのかを専門機関に相談することが大切です。発達障害だと診断を受けた場合は、どのようにサポートしていけばいいか専門機関や学校とよく話し合い、子どもにとってベストな環境になるようにしていきましょう。
おわりに
面談は子どもたちのようすを知ることができる、また担任の先生とコミュニケーションが取れる大切な機会です。十分に活用して子どもの教育に役立てたいですね。
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