ベビーの時期を終えてちょっとひと段落…と思ったら次は「イヤイヤ期」が始まります。どんなにかわいい我が子でも、あれもイヤ、これもイヤと言われたらママもぐったりしてしまいますよね。そこできょうは、イヤイヤ期を乗り越えるためのポイントをチェックしてみましょう。
目次
イヤイヤ期=魔の2歳児とは
第一次反抗期は、1歳半〜3歳半にかけてあらわれます。特に2歳のころに「イヤイヤ期」を迎えることが多いので、「魔の2歳児」とも呼ばれています。英語でも「terrible two」と呼ばれ、この時期の子どもたちの強烈さは世界共通のようですね。
2歳児はその名のとおり「イヤイヤ」を連発するようになるのですが、これは子どもが、自分がしたいと思っていることが力不足で達成できない・表現したいのにうまく伝えられないなど、思い通りにならない欲求不満や怒りをぶちまけている状態です。この段階を経て、自分の気持ちや行動をコントロールする術を身につけていきます。イヤイヤ期は子どもの心の成長に欠かせないものだといえるでしょう。
魔の2歳児の勢いに流されないためには
ママがイライラしない
子どものイヤイヤについイライラしてしまいがちですが、ママがイライラしていると子どものイヤイヤが加速して、ママはもっとイライラする…というように負のスパイラルが発生してしまいます。イライラしていると子どもの悪い行動にばかり目がいってしまったり、普段なら怒らないことでも怒ってしまうもの。子どもに注意をする前に「これはそんなに悪いことかな?」といちど考えてみると良いでしょう。大人の都合で子どもに言うことを聞かせたいだけだった、ということも良くあることです。「まぁいっか」「このイヤイヤは面白いかも」と思える余裕がママにあることが大切です。
子どもの良いところを見よう
食事中に食べものを投げたり、公園で友だちをたたいてしまったり…2歳児にはよくあることです。望ましくない行動ですが、それだけで子どもが「悪い子」というわけではありません。たとえば、食べものを投げてしまったけれど苦手だった野菜もちゃんと食べていたり、友だちをたたいてしまったけれど砂場ではスコップを貸してあげていたり、良いところもちゃんとあるはず。その良いところをしっかり見つけて、イライラする気持ちを解消しましょう。
そして「食べものを投げるのは良くない(もったいない)」「友だちをたたくのは悪いこと(ひとを傷つけてはいけない)」といったことをきちんと伝えるようにします。一回では理解できないかも知れませんが、くり返し伝えることで良いことと悪いことの判別がつくようになってきます。
気をつけて!ママがやってはいけない行動
ことばの暴力
「もう勝手にすれば!ママ知らないから」「ワガママ言う子は嫌い!ウチの子じゃない」などと脅かしてしまうと、子どもは恐怖で言うことを聞かざるを得なくなります。イヤイヤが始まったらまずは抱きしめたり、子どもに触れながらスキンシップをして落ち着かせるのが近道です。「こうしたかったんだよね」と子どもの気持ちをことばにしてあげると良いでしょう。
モノで釣る
イヤイヤが長引いて手に負えなくなったとき、早くその場をおさめたくなりますよね。でも、「いい子にできたら、あとで好きなものを買ってあげるから」とモノで釣るのはNGです。子どもと約束したので、買わないと「ママがウソをついた」ことになりますし、買えば子どもは「泣けば何か買ってもらえる」と思うようになってしまいます。
コミュニケーション不足
ママ・パパの都合でコロコロと態度を変えると子どもは「この前は大丈夫だったのに、今日はどうしてダメなの!?」と混乱します。でも毎回子どもの言いなりになってしまうと「イヤイヤすれば何でも思い通りになる!」と子どものワガママを増長させてしまいます。そうならないためには、親子のコミュニケーションがとても大切。子どもの主張を聞きながら、できること・できないことをきちんと伝えましょう。子どもを叱ってしつけるときは、その場にいるほかの大人が子どものフォローに回るなど、子どもの逃げ場所を残しておくことも大切です。
おわりに
イヤイヤ期は永遠に続くわけではありません。いつかは落ち着くもの、と思って余裕を持ちながら過ごすようにしたいですね。
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