日本は自然災害の多い国です。家族みんなの安全のためにも、防災グッズを備えておきたいですね。ただ、防災グッズはそうそう使う機会がないものなので、いざという時に電池切れや賞味期限切れになっていることも…。
きょうは最低限備えておきたい防災グッズのリストと、どれぐらいの頻度でチェックすれば良いかを紹介していきます。
目次
最低限これだけは備えておきたい!
3日ぶんの飲料水と食料品[チェック頻度:1年半〜2年に1回]
日本では壊滅的な災害が起こったとしても、災害発生から3日後には公的な物資支援が受けられると言われています。なので、自宅に常備しておく飲料水と食料品は家族の人数×3日ぶんを目安にすると良いでしょう。
○ペットボトル入りの飲料水
脱水を起こさないようにするためには、ひとりあたり1日3リットルの飲料水を常備しておくと安心です。4人家族なら3リットル×3日×4人で36リットルですね。
普通のミネラルウォーターでOKですが賞味期限は2年程度なので、ふだんミネラルウォーターはまったく使わないという場合は「保存水」と呼ばれる5年程度保存可能な防災用の商品がオススメです。
○缶入りのパンやビスケット+レトルト食品(カレー・シチューなど)
災害直後は電気やガスなどのライフラインが使えない可能性が高いので、そのまま食べられる食品を備えておくと安心です。やっぱりお米が食べたいというひとは、水を加えるだけで元に戻るアルファ化米がオススメです。
○フルーツやスイーツの缶詰
お腹を満たすだけでなく、被災中のちょっとした癒しのためにも、甘いものも用意しておきましょう。近年はチーズケーキなどのスイーツの缶詰も登場しています。
乾電池式のラジオと懐中電灯[チェック頻度: 1年に1回]
ソーラー充電式や手回し式の製品もよく見かけますが、ラジオや懐中電灯は乾電池式のものがオススメです。被災中に手回しで充電するのはなかなか大変です。対応する予備の乾電池を多めにストックしておきましょう。
電化製品は使っていないうちに接触不良などの故障が起こることがあるので、1年に1回以上は動作チェックするようにしてくださいね。
身の回り品[チェック頻度: 2年に1回]
身の回り品とラジオ・懐中電灯・入るだけの飲料水と食料品をひとまとめにして、大きめのリュックに詰めておきます。保管場所は玄関か玄関近くの廊下の収納にして、避難時にすぐ取り出せるようにしておきましょう。
ひとつのリュックに詰め込みすぎると、ママでは背負えない重さになってしまうので、家族それぞれが持ち出すことを考えていくつかに分けておくことをオススメします。
○救急用品・常備薬
持病のあるひとはその薬も忘れないようにしましょう。
○衛生用品
使い捨てマスクは必需品なので、多めに入れておきます。ベビーがいる場合はおむつと、ママは生理用品が必要ですね。また、紙パンツと簡易トイレもあると安心です。
○水のいらない洗面用品
顔・身体も拭けるウエットシートや、水のいらないシャンプー、マウスウオッシュが便利です。
○ビニールシート
地面に敷くだけでなく、雨よけや目張りにも使えます。
○布テープ
ビニールシートの固定や、ケガの応急処置にも。
○紙皿とラップ
紙皿にラップを巻いて使えば、紙皿を何度かくり返し使用できます。
○現金・身分証明書
災害直後は銀行からお金をおろすことができないので、小銭と千円札である程度の現金を用意しておきます。身分証明書は家から避難所へ移動する際、忘れずにひとりひとつは持ち出すようにします。
○その他
○携帯用スリッパ ○レインコート
○油性ペン ○ハサミorカッター
おわりに
災害にあわないことが一番ですが、備えあれば憂いなしです。防災グッズをまだそろえていないママは、この機会にぜひ子どもと一緒に準備して、防災について考えてみてくださいね。
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