小学生の夏休みでママが一番頭を悩ませることといえば、子どもの宿題についてかも知れませんね。実は小学生のころに計画性が身に付けられるかどうかは、大学生や大人になってからも影響を及ぼすと言われています。夏休みの終盤になって宿題が終わらないと泣かなくていいように、きょうは夏休みの宿題計画のポイントを紹介します。
目次
親子で考えよう!夏休みの宿題計画
1. まずは、宿題の全体量を把握する
夏休みの宿題は「約40日間でいかにバランスよくやっていくか」が大切です。そのためにはまず、宿題の全体量を子どもと一緒に把握しておきます。1学期の終業式までに宿題について書かれたプリントや、ドリルを持って帰ってくることになりますので、全体量の把握は終業式の日のうちにやってしまうようにしましょう。
2. 宿題計画表をつくる
今回、ママらぶオリジナルの宿題計画表をつくりました!計画表を自分でつくるのは大変かも…というママは、ぜひ活用してくださいね。A3サイズまたはA4サイズ×2枚での出力をオススメします(最近の家庭用プリンターにはA3サイズの原稿をA4×2枚で出力する機能がついていることが多いので、説明書やメーカーサイトをご確認ください)。
筆記用具はハッキリ書ける黒ボールペンと、色分けするための蛍光ペン5〜6色があると便利です。
○宿題の分量と、宿題に取りかかれる日を明確にする
まず、左側の「宿題・やること」の欄に宿題とそれぞれの分量を記入します。次に「旅行・イベントなど」の欄に、旅行やキャンプなどで家にいない日(宿題ができないと思われる日)を記入します。ここまでは子どもが低学年のうちはママが一気に書いてしまってもOKです。中・高学年になったらママがとなりで確認しながら、子ども本人に記入してもらうとよいでしょう。
○宿題をこなすペースを考える
ここから先は子どもにヒアリングしながら記入していきます。たとえば「国語ドリルは30ページあるけど、一日に何ページできる?」「一日に国語ドリルと算数ドリルを2ページずつやるのと、国語ドリルだけ4ページやるのなら、どっちがやりやすい?」などと聞いていきます。
低学年のうちはママが方向修正しながら計画すると思いますが、子どもにいちど「自分はどれぐらいできるかな?」と考えさせることが大切です。
○宿題に取りかかる順番と、全体のスケジュールを決定する
1日にできる宿題の分量の見当がついたら、「宿題・やること」欄のかかる日数を記入します。
そのあと、蛍光ペンを使って宿題をやる日のマスを塗っていきます。このときも、どの宿題から着手するかは子どもにヒアリングをしてください。読書感想文や自由工作などは考える時間が必要なので実作業は8月になる可能性が高いですが、中にはパッと思いついて一気に仕上げる、ひらめき型のタイプの子どももいます。どちらがいい・悪いということではないので、子どもの個性を尊重して、ママが「絶対このスケジュールのほうがいいよ」と決めつけてしまわないようにしてください。
とは言え、すべての宿題が予定通りには進まない可能性も考えて、最後の一週間ぐらいは余裕を持たせておくと安心です。また学校によりますが、登校日に追加の宿題が出ることもあります。
ここまでの記入で、以下のような感じになります。冷蔵庫やボードに貼って、家族みんながいつも見られるようにしておきましょう。
3. 宿題の進捗を毎日チェックする
その日の宿題が終わったら、計画表のマスに「○」を子ども自身で記入するようにします。何かしらの理由でできなかった日は「×」をつけて、代わりにいつやるか?を子どもと相談して代替日を記入します。
それぞれの宿題が完了したら、一番右側の「おわった!」欄に子どもが好きなキャラクターのシールを貼ったり、ママがイラストを描いてあげたりして達成感を高めるといいですね。好きなお菓子やアイスなどのご褒美をあげるのも効果的です。
おわりに
低学年のうちから計画を立てて少しずつ宿題をこなしていく習慣を身につけておくと、大人になってからも非常に役立ちます。でも、段取りをママがすべて決めてしまうと、「言われないと(決めてもらわないと)やらない人」になってしまうリスクもあるので、バランスが大切です。
また、ほとんど計画通りに進められなかったり、計画表をつくること自体をイヤがる子どもは本質的に「ひらめき型」の可能性があります。ひらめき型の傾向が強い子どもに計画を立てることを強要すると、「計画が苦手な自分はダメなんだ」と自信をなくしたり、心を閉ざしてしまうかも知れません。こういった場合は、ママは宿題の全体量を把握してメモしておくぐらいにとどめておき、本人が「宿題やってもいいかな」という気分になるまでそっとしておくのもひとつの手です。
わが子にどんなスタイルが合うのか見極められるまでは大変なこともあると思いますが、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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