近年ニュースやSNSでも話題になることが多い「保活」。住んでいる地域の待機児童数にもよりますが、都市部では妊娠中から保活をするママも珍しくありません。きょうは認可保育園への入園の流れと、認可保育園に入るのが難しそうな場合の対処法なども紹介します。
目次
認可保育園(保育所)入園の流れ
1.保育園の見学
認可保育園の申込書には、入園したい保育園名を希望順に複数記入します。候補の園がたくさんあるママは、なるべく早めに事前見学に行っておきましょう。地域にもよりますが、4月入園の申込書の提出は10〜12月です。春〜初夏のうちに各園に確認して、見学の予約をしておくと安心ですね。
2.入園の申込書を提出
申し込みに必要な書類は、保育園見学の際にもらうか、市区町村の役所で入手します。また、源泉徴収票や勤務証明書などさまざまな添付書類が必要になりますので、入園申し込み期日に間に合うように手配をしておくことが大切です。
保育園は「保育に欠ける子ども」を預かってもらう場所です。保育園入園が必須であること(共働きでフルタイム勤務をする必要がある・実家は遠くて祖父母に保育を頼めないなど)を、提出書類に明確に記載しておきましょう。
3.面談
入園内定前に面談があるかどうかは、自治体や園によって異なります(入園申込書と添付書類のみで選考がおこなわれることもあります)。内定前の面談は役所か第一希望の園で開催されることが多く、入園申し込み時の書類内容の確認が中心となります。
4.入園内定通知
4月入園希望の場合、1月〜2月に入園の合否が郵送で届きます。内定後の面談があるか、説明会の時期などは園によってさまざまなので、園からの案内を見落とさないように入園準備をしてくださいね。
認可保育園に入るのが難しそうなら
認証保育園・認定こども園・認可外保育園・プリスクールなどもチェックしておく
園の規模や園庭などの設備、保育料のことなどを考えると、認可保育園に入りたいというママの気持ちはよくわかります。でも、待機児童が多い都市部では「夫婦フルタイム共働き・祖父母に保育は頼めない」だけでは認可保育園にスムーズに入ることは難しいのが現状です(シングルママ・パパなど、もっと保育園を必要としている家庭が優先されるため)。
なので、新しく開園する認証保育園(東京都のみ)や、認定こども園に切り替わる幼稚園がないかなどの情報にアンテナを張っておくことが大切です。
また、認可外保育園や預かり保育もおこなっているプリスクールにも見学に行ってみましょう。保育料は高くなりがちですが、独自の教育プログラムをおこなっていたり、給食にこだわりがあったり、認可保育園とはまたちがうメリットがある園も多いですよ。
妊娠中に、待機児童が少ない地域への引っ越しを検討する
住まいが賃貸であれば、待機児童が少ない地域へ引っ越しをするというのもひとつの手です。ただ、自治体によってはそこに住んでいる期間によって入園選考に影響が出る(引っ越してきたばかりの家庭は優先順位が下がる)ところもあるので、注意が必要です。
おわりに
出産しても仕事を続けるママが増え、保育園・保育士の数は足りていない状況が続いていますが、国や自治体の取り組みによって少しずつ改善してきています。保活中のママはやることがたくさんあって本当に大変だと思います。でも「自分たちの保活がうまくいったら終わり」ではなく、保活中に経験した困ったこと・もっとこうだったらいいのにと感じたことなどをSNSやブログで発信したり、選挙投票に行くなどの行動も大切だと思います。ママたちが声をあげ続けることが、子育てしやすい社会づくりにつながっていくはずです。
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