身内が亡くなった年は喪に服するため、喪中はがきを送り、年賀状は出さないのが通例ですね。でも、年賀状が近況報告のツールになっていた相手と疎遠になってしまわないか心配…。喪中はがきに近況報告を入れても大丈夫?子どもや家族の写真は?
きょうは喪中のときの気になる点をチェックしてみましょう。七五三の写真を載せたかった、出産報告をしようと思っていたママは必見です。
目次
おさえておきたい、喪中はがきのマナー
そもそも、喪中はがきとは?
喪中はがきとは「喪に服しているので新年のあいさつができず、年賀状も出せません」ということを知らせるものです。本来は年内に届けば問題はないのですが、喪中はがきを受け取ったひとも年賀状を送らないという風習が確立しているため、相手が年賀状の準備を始める前に出すのがマナーです。11月中旬から12月初旬までに届くように出すとよいでしょう。
近況報告や写真はタブー
喪中はがきはあくまでも年賀欠礼のあいさつです。写真をそえて近況報告をするものではないので、たとえ小さなプリクラであっても貼らないようにしましょう。出産や結婚の報告をかねるのもNGです。
この方法だったら、写真を入れて送っても大丈夫?
寒中見舞い
年が明けた1月7日以降、寒中見舞いを出すときなら写真は入れられるのでしょうか?
喪中で年賀はがきを受け取った返信として送る場合の寒中見舞いは、「年賀欠礼状の代わり」となるものなので、写真入りはあまりオススメできません。
喪中ではなく、通常の季節のあいさつとして送る寒中見舞いであれば、もちろん写真もイラストもOKです。その場合、日の出や初詣などのお正月をイメージする写真や、干支などのイラストは使わないようにしましょう。寒中見舞いは「寒い時期ですが、体調はいかがですか」と相手を気づかうことが目的のあいさつ状です。小さめの写真に「追伸」というかたちで近況報告をそえるなど、派手になりすぎないよう、さわやかな雰囲気でまとめるのがおすすめです。
クリスマスカード
アメリカでは近親者が亡くなったときに、クリスマスや新年の祝いを避けるという習慣はありません。しかし、やはり日本では喪中のクリスマスカードはなるべく控えたほうが無難です。日本ではクリスマスは宗教的なものというより、一種のお祭りとして楽しむものになっているので、喪中のひとからのクリスマスカードは違和感を持たれてしまうかも知れません。
でも、とても親しい友人相手なら「HAPPY」や「MERRY」といった単語をさけて、写真入りで近況報告をするのもいいですね。
通常の手紙
一番よい方法は、喪中はがき・クリスマスカード・寒中見舞いなどとは別に手紙を出すことです。子どもや家族の写真を同封したり、近況報告も好きに書いて大丈夫です。出すタイミングは年が明けた1月7日以降にしてくださいね。
おわりに
赤ちゃんの誕生や子どもの成長を見てもらいたい!と思うのが親心ですよね。でも「喪中のときぐらい子どもを見せびらかさなくていいのに…」と感じるひともいます。喪中のマナーを知ったうえで、最適な方法で近況報告をしてくださいね。
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